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30代エンジニアがやるべき3つのこと

 

中小企業診断士・ITストラテジストの富田です。私は受託開発ソフトウェア業の中小企業にて、16年ほどエンジニアを経験した後に独立し、現在は自身のIT経営コンサルティングの会社の他、データ分析コンサルティング、芸能プロダクション、飲食業、医療機器製造販売と計5社を経営しております(2018年8月に1社増えました)。これまでの経験を振り返り、私が「30代エンジニアだった頃にやっていてよかったこと」、逆に「30代エンジニアだった頃にやっておけばよかったこと」を整理してみました。

 

20代エンジニアがすべき3つのこと」についてはこちら。

 

30代のエンジニアになると、社内ではリーダー的な立場になり、チームを率いて仕事をするようになると思います。個人としてだけではなく、チームとしての成果が求められるようになります。こうなった場合に重要となってくるのが「人を育てる能力を身に付ける」ことになります。

 

エンジニアは自分の仕事に没頭したいタイプが多く、総じて人を育てることが苦手です。しかし、会社という組織の中である程度の地位になると、自分の作業をこなすだけではなく、新入社員や部下など人を育てることも会社から要求されるようになります。開発に没頭したいエンジニアにとって、開発以外の仕事は苦痛でしかありません。私もとにかく人を育てることが苦手でした。なぜ、エンジニアは人を育てることが苦手なのか、私自身に重ね合わせて考えてみました。

 

1.なぜできないのかがわからない

できない理由がわからないので教えられない。自分がどうやってできるようになったのかもわからない。

 

2.ほめることが苦手(お世辞を言えない)

それぐらいできてあたり前と思ってしまう。

 

3.教えるよりも自分でやったほうが早い

時間を割いて教えることがもったいないと思ってしまう。

 

いかがでしょうか。私はちょっと極端かもしれませんが、共感いただける部分もあるのではないかと思います。では、「人を育てる能力を身に付ける」にはどうすればよいでしょうか。苦手な理由の逆をやればよさそうです。

 

1.自身の知識を体系化する

どのように学びできるようになったのか、自身の知識を体系化してみる。

 

2.とにかくほめる

お世辞を言う必要はないので、どこかよいところを一つでも見つけて、それをほめる。

 

3.教えることは必要なコストだと認識する

すべての仕事を自分一人でこなせるわけではない。教育は作業分担できるようにするための必要なコストだと認識する。

 

とはいっても、やりたくないものはやりたくないものです。会社を辞めて独立してから、実は人を育てなければならない責務から解放されたことに、大きな喜びを感じていることに気が付きました。やりたいことだけやって生きていくのが一番幸せです。しかし、個人で仕事をしている間はそれでよかったのですが、事業が拡大するにしたがって人を雇うようになり、結局は再び人を育てることになりました。人は一人では何もできないもの。「人を育てる能力」はどこまでも切り離すことはできないのです。人を育てられれば、自分の仕事を任せることができ、自分は本来やるべき仕事に集中できます。

 

30代に「人を育てる能力を身に付ける」と、自分の仕事が楽になります。

 

エンジニアの方の知識はどうしても技術に偏りがちです。自分の興味のある分野についてはとことん突き詰めるのですが、興味のない分野については見向きもしません。興味がなくとも業務に必要な知識であれば、仕事を進める上でしょうがなく無理やりにでも勉強すると思います。ただそれだけでは知識の幅が広がりません。仕事をしながら業務に関係ない知識を学ぶのはなかなか大変なことですが、それでも私は「お金や経営に関する知識を身に付けること」を強くオススメします。「お金や経営に関する知識を身に付けること」ができれば、より広い視点で、自分の置かれている業界や会社を俯瞰することができるようになります。

 

私は35歳の頃に中小企業診断士の勉強を始めました。きっかけは、当時勤めていた会社で新規事業の立ち上げに取り組んだことにあります。エンジニアとしての技術やプロジェクトマネジメントの知識は持っていたものの、一つの事業を立ち上げるために必要な知識をあまりにも知らなすぎて、自身の知識の幅の狭さにショックを受けました。そこで、広くお金や経営に関する知識を身に付けたいと思い、見つけたのが中小企業診断士という資格でした。中小企業診断士を勉強し、結果として、知識の幅がものすごく広がりました。もっと早く勉強しておけばよかったと思います。私が学んでよかったなと思う知識を以下にあげます。

 

1.マーケティング

誰に何をどのように届けるのか、提供価値は何なのか。どんなによいものを作っても、売れなければ価値はない。

 

2.財務会計

世の中のお金の流れの仕組みを理解できる。減価償却やNPVの考え方はエンジニアでも知っておくべき。

 

3.経済学

理系の人間からすると、こんな面白い学問があるのかと思った。

 

「お金や経営に関する知識を身に付ける」ために、株の取り引きを始めてみるのもよいと思います。実際に自分のお金を使って経済活動に参加することで、世の中の経済に対する感度が高まります。経営者が集まる交流会に参加するのもよいでしょう。実際にビジネスをやっている人たちとの会話は、とても刺激的で参考になります。パソコンの前に座っているだけでは得られないたくさんの情報を得ることができます。さらに一番効果的なのは、副業をやってみることだと思います。自身で事業をやることが、一番の勉強になります。政府も副業を推進していることもあり、社会的に副業にチャレンジしやすくなっています。初期投資をかけずにできる事業もたくさんあります。この機会にまずは行動してみるとよいでしょう。さらにその事業からある程度の収入が得られるようになれば、将来的な収入の保険にもなります。

 

30代に「お金や経営に関する知識を身に付ける」と、視野が大きく広がります。

 

Amazonが創業したのが1994年、Googleが創業したのが1998年、facebookが創業したのが2004年です。30年以上前にはこの世に存在しなかったサービスが、現在の主流になっています。IT技術の進歩は早く、時代の変化も早くなっています。今から20年後は、きっと想像もできないような世界になっていることでしょう。それでも「20年後の世界を想像する」ことが重要なのです。

 

20年後にはどんな技術が主流になっているでしょうか。未だにCOBOLの開発案件があるように、Javaの開発案件も残っているでしょうか。javascriptやPythonが開発の主流になっているでしょうか。AIはどれだけ進歩しているでしょうか。ブロックチェーンは世の中を変えているでしょうか。量子コンピュータはどれほど身近になっているでしょうか。現時点ではまったく知られていない新しい技術が世の中を変えているかもしれません。IT業界はどうなっているでしょうか。SEやプログラマーという職業はどうなっているでしょうか。そもそも、今働いている会社は、20年後に存在しているでしょうか・・・時代の変化は脅威でもあり、楽しみでもあります。

 

 

30代のみなさんは、20年後にまだ50代です。一般的な会社員であれば、経営に近いポジションで、管理職としてバリバリ仕事をしていることでしょう。さらにこれからは「人生100年時代」に突入します。今30代のみなさんは、平均寿命が100歳に到達するといわれています。となると、80歳まで現役で働かなければいけないかもしれません。あと50年は働く計算です。

 

そうした場合に、今から50年後、もっと近くて20年後の世の中で、はたして自分に何ができるのか。世の中にどんな価値を提供できるのか。世の中に提供した価値が、自身の受け取る報酬となります。20年後の世界でどんなことをすれば価値を提供できるかはわからないですが、ただ確実に言えることは、今やっている仕事と同じことをしているだけでは、世の中に価値が提供できなくなるということです。どこかで変わらなければなりません。それは時代に強制的に変化させられるのか、自らの意志で変化していくのか。

 

私は30代の時に、20年後の受託開発ソフトウェア業に疑問を感じて、新規事業に取り組みました。受託開発という仕事自体がなくなることはないものの、安価なオフショア開発の台頭やクラウドサービスの発展により、受託開発の単価が低下し、受託開発の仕事自体も減少していくと考えたのです。ただ、会社という枠の中での新規事業の取り組みはうまくいかず、最終的に自身で事業をやる道を選択し、会社を辞めて独立しました。その選択が正しかったのかどうなのかは20年後にわかることでしょう。

 

20年後の世界を想像したところで、20年後の世界は誰にもわかりません。しかしながら、20年後を想像しながら生きるのか、今だけを見て時代に流されながら生きるのかでは、時代の変化への対応力が大きく変わってきます。何よりも、人生の充実度が大きく違うでしょう。自分の人生は自分の意志で決めたいものです。そのためにも、30代から「20年後の世界」を意識した行動を心掛けてはいかがでしょうか。

 

30代に「20年後の世界を想像する」ことで、時代の変化に対応できます。自分の人生を自分の意志で選択できます。

 

これまでの日本は、終身雇用が前提の社会となっていて、企業は定年まで雇い、定年後は国が死ぬまで責任をもって養う仕組みになっていると思います。しかし、定年が80歳を超えるような超高齢社会になったときに、はたしてこれまで通り、国や企業が養い続けられるのでしょうか。自分の老後は、自分で真剣に考える必要がありそうです。80歳まで働くとした場合、40歳がちょうど折り返し地点となります。40代になると金銭的な余裕もできて、これまでに身に付けた知識や経験を活かし、いろいろなことにチャレンジできるようになると思います。40代は人生でもっとも成熟した期間です。充実した40代を送るために、30代の時から行動することをオススメします。

 

 

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