IT業界で目指す自己実現(前編)/株式会社アスペア 代表取締役・加藤雄一

April 20, 2018

 

「働き方改革」として、現代社会のライフスタイルに合った多様な働き方を実践する企業が増えています。今回ご紹介する株式会社アスペア様もその一社。とはいえ、同社はずっと以前からフレックスタイム制の導入や、有給・産休・育休を取得しやすいようにチーム制構築など、社員の働きやすい環境づくりに力を注いでいます。代表取締役の加藤雄一さんから、創業の経緯や現在の取り組みなどを伺いました。今回はその前編、創業までの紆余曲折をご紹介します。

 

工学系の大学に通っていたなか、親に黙って中退して飲食店に就業しました。飲食店のアルバイトで仕事の面白さにのめりこんでしまったのです。そのうち店の運営も任されるようになり、経営に興味を持っていきました。将来はオーナーを目指そうと本気で考えていましたね。

日経新聞やビジネス誌で知識を深める日々。ある日、「コンピューター」という言葉が多いことに気づきました。当時は、まだコンピューター自体が普及していない時代。それでも、情報を集めるうちに「コンピューターの時代が来る」と確信したんです。飲食業界とIT業界の二者択一で迷いましたが、将来性を考えてコンピューターの世界に進むことに。この決断が、波乱万丈の人生の始まりでした(笑)。

 

IT業界一社目はキャノン系列のIT企業で、当時私は25歳。エンジニアとしてお客様のシステム開発に取り組みました。そして数年後、知人から「IT会社を立ち上げるから一緒に挑戦しないか」と誘われ、スタートアップメンバーとして参加します。創業メンバーとして3年の経験を積み、満を持して自分の会社・株式会社アスペアを立ち上げました。念願の経営は、自宅の一室からの小さなスタート。それでも、胸の高鳴りや高揚感は今でも忘れられません。

 

創業当時、世の中はバブル景気真っただ中。何もしなくても仕事が舞い込んできました。大変なことと言えば、仕事の断り方。相手に不快な思いをさせないように断る方法を常に考えていましたね。創業時の事業内容は、パソコンの仕入れからお客様の要望に合わせて開発したソフトや利用環境を設定してハードディスクに組み込んで販売する一連の流れ、パッケージソフトの仕入れ・販売業など。仕事自体も値引きの必要は一切なく、極端な話で言えば言い値で次々と商談が成立するほどです。

 

しかし、順調な追い風が次第にやみ始めます。創業は1991年3月。秋口にさしかかる頃には仕事が減り始め、「おや?」と思い始めます。そして年が明けると大失速。バブル景気崩壊の煽りを真正面から受け、全く仕事がなくなりました。当時の私は、結婚してマイホームを購入したばかり。仕事がなくなり、収入がなくなり、貯金は減り続け、さらにバブルの金利で厳しい返済。まさに八方ふさがりです。それでも何とかしなくてはいけない。プライドを捨て、知人の会社を回り、仕事を少しずつもらいながら立て直すきっかけを模索する日々。マイホームを売却し、妻とアパートに移りました。

 

当時私は32歳。正直、立ち止まることも考えてしまいました。このときの苦労は、大変という言葉では表せるものではありません。でも、以降の私の人生や経営に大きな影響をもたらせてくれた経験でもありました。(後編に続く)

苦難を乗り越え、加藤社長とアスペア様の「実直」な経営が始まります。現在、同社で活躍するのは17名の従業員(うちエンジニアは14名)。ママさんエンジニアも在籍中で、子育てと両立できる環境が整っています。

町田ラボと称するお客様とリモートでやり取りする体制、社内教育体制・情報共有体制の構築など、社員全員の顔が見えるさまざまな施策を展開。その詳細は、次回ご紹介いたします。

 

 

 

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